Googleフォームの使い方(基本編)


さて今回は、Googleフォームの基本的な使い方に関してご紹介!!


私がGoogleフォームと最初に出会ったのは、大学3年の時のゼミでした。
使い方に関して、ネットで調べてもピンとくるものがありませんでした。
それは、Googleが直感的に使える様にデザインしているお陰だと思いましたが...。
しかし、初めて何かを使う際には、少しくらい手引きや助けになるものがあっても良いと思います。そこで今回はGoogleフォームの基本的操作を紹介します。
本当に基本的な流れしか紹介しないので、あとはGoogleフォームと戯れてみてください。うまくいけば仲良くなれます。
それでは、Let's start!!


  1. まず、起動
Googleドライブのホーム画面で、左上の「新規」をクリックするとGoogleドライブで使えるさまざまなサービスが表示されます。その一番下の「その他」をクリックするとその先頭にGoogleフォームが表示されます。
これをクリックすれば、Googleフォーム作成用のページに移動します。




  1. 簡単に質問項目を作ってみる
Googleフォームは初めて起動すると以下のような画面が出ます。


親切なことに、Googleフォームの基本的使い方が解説されます。さすがGoogle様、親切です。最初の画面の基本的説明をします。




左上の部分はファイル名です。初期状態では、「無題のフォーム」という名前になっていますが、クリックして名前を変えることができます。その隣の星型は、お気に入りボタンです。Googleドライブにさまざまなファイルを保存し出すとだんだん必要なファイルが埋もれて言ってしまいます。そこで、卒論などの時期は、お気に入りにしておくことで、アクセスをよくすることができます。
左側にあるのが、質問追加に必要なボタンです。機能は以下のようになっています(説明の必要がないものに関しては省略)。
  • 質問を追加
質問項目を追加するためのボタンです。
  • タイトルと説明を追加
質問の区切りとなります。教示文を書くときなどに使うことになります。
  • 画像を追加
  • 動画を追加
  • セッションの追加
セッションを追加すると、ページがかわります。1ページに大量の質問が並んでい
ると、質問数が多く感じしまうので、適切にページを分けるといいと思います。
どんどんボタンを押して、試してみましょう。


  1. 回答方法を設定する
Googleフォームの回答方法はにいくつか種類があります。回答方法の設定は「無題の質問」の隣のボタンです。クリックしてみると、回答方法の選択肢が表示されます。
各回答方法は以下のようになっています。


  • 記述式
自由記述で短文の回答を想定した方法です。
例)年齢


  • 段落
自由記述で長文の回答を想定した方法です。


  • ラジオボタン
選択肢が縦に並べられて表示されます。該当する箇所、1つの選択を求める際に使われます。「その他」(自由記述短文式)を追加することができるので、主な回答先とその他が想定される場合に使用できます
例)性別(男、女、その他)


  • チェックボックス
選択肢が縦に並べられて表示されます。該当する箇、複数の選択を求める際に使われます。基本的にはラジオボタンと同じですが、複数選択可になるという点が違いです。


  • プルダウン
クリックすると、選択肢が表示される方式です。こんな感じです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
私には活用のタイミングがよく分かりませんが、表示方法を見ると等間隔に縦に並べられているので、間隔尺度で質問紙を作成したいときに活用したという話は聞いたことがあります。


  • ファイルのアップロード先
個人的には、使ったことがありませんが、レポートの提出を求める時にでも使いそうです。


  • 均等目盛
「「当てはまる」から「当てはならない」までの最も近いところを選んでください」満たなな質問に最適です。一般的な心理系の尺度を使うなら最もお世話になると思います。選択肢は最大1〜10までにできるので5件法も6件法もいけます。問題点はラベルが選択肢の両端にしかつけられないことです。5件法で真ん中を「どちらでもない」にしたくても、そのことをラベルとしては入れられません。教示文に書くという方法がありますが、どこまでその教示を覚えてくれるか不安なものです。真ん中に「どちらでもない」や「わからない」を作らなければ、問題ありませんね。
イメージはこんな感じ。


均等目盛では、質問項目の下に解答欄が出ます。なので、「タイトルと説明を追加」をうまく使いながら、質問全体への教示を書いて、各項目を作る様にしましょう。


  • 選択式(グリッド)
選択肢の列を任意の数、質問項目も任意の数作り、クロス表の様にして回答してもらう方法です。言葉での説明が難しいので下の画像を参考にしてください。均等目盛を縦に一気に並べられると考えていただくと理解しやすいかと思います。
「おぉ!!」完璧に心理系の質問紙向けじゃないか!!と思った人は気をつけてください。先程の均等目盛と異なり、質問項目が横に書かれているため、横長になります。そのため、スマートフォンで回答する際には、選択肢が表示しきれず横スクロールが必要になります。横スクロールがあると、「回答が面倒になる」「選択肢を見落とす」「間隔尺度の前提である等間隔が担保されなくなる」という問題点があります。PCなど大型の画面での回答を想定している場合には、いいと思いますがスマホなどでの回答を想定する際には要注意です。


  • チェックボックス(グリッド)
チェックボックスをグリッドにできるそれだけです。選択式(グリッド)が複数選択可になったと思っていただければより分かりやすいかと思います。
私は、実験を行う際の参加者との日程設定に用いました。
こんな感じ。




  • 日付
そのまま日付を回答していただく様になります。誕生日でも聞く際に使うのですかね?私は使ったことがありません。




  • 時刻
こちらも、私は使ったことがありません。具体的な活用法....
実験などの参加者に自由記述的に参加予定の日時を聞く際になどには使えそうですね。




  1. 作ったフォームの確認
ある程度、Googleフォームで何ができそうかいろいろと遊んでみたら、実際に回答する画面はどんな感じに表示されているか見てみたいものです。
フォーム作成画面の右上のボタンでプレビューを見ることができます。




  1. さあ、送信だ!
質問を作っては、プレビューで確認し、という作業を繰り返してフォームが完成したらいよいよGoogleフォームの拡散開始です。ここでよく起こりがちなミスですが、プレビュー画面のURLを取得して拡散しようとする人がいますが、それは少し違います。そのURLから回答できないわけではありませんが、エラーが出たり回答者に追加を希望する人が現れたりする場合があります。回答URLの取得はプレビューボタンの隣の隣にある「送信」ボタンを押します。「送信」ボタンを押すと以下の様な画面になります。




Googleフォームを送信する方法は3つあります。
  1. メール
メールアドレスに回答用URLを直接送り回答を依頼する方法です。それ以外にも、共同編集者の追加も行えます。
  1. URL
ランダムサンプリングを行うなら一般的な方法だと思います。回答用ページに続くURLを取得します。
  1. HTML
すみません。使ったことがないので分かりません。
  1. SNS
Google+,Facebook,Twitterで共有を行うことができます。


大学生の調査では、LINEなども使うと思うのでURLを取得する方法が最も良いです。メールだとスノーボールサンプリングにならないですしね(チェーンメールになっちまう)。ということで、送信方法欄の2つ目URLを選びます。するとこんな画面が




リンクのURLが表示されます。URLは長いので、URL下の「URLを短縮」にチェックを入れると良心的な長さのURLになります。これをコピーして拡散すればOkですね。また、URLを元にQRコードを作成したりすると「QRコードを印刷して大学で配りながら、SNSなどを用いてURLを拡散」みたいなことができます。QRコードの無料作成は検索すればすぐに出てくるので、ここでの説明は省略します。

まとめ


Googleフォームの基本的な使い方はこんな感じです。書き忘れもある気がするけど、基本的は全て抑えていると思います。研究内容によって使い方が異なるので、実際にいろいろといじってみてください。Googleフォームは無料ですし、Try&Errorを重ねて行くうちに自然とうまく使えるものです。
突然「よしやれ!」と言われても、難しいので今回基本的な使い方を紹介しましたが本当に自分の力にするためにはいじりまくってみることが必要なので、頑張ってください。


次回は、Googleフォームを使う際の注意点など含めた、応用編です!!

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