日々思うことを少々 ー 初めてのスタバ

初めてのスタバと言うのは、正確な表現ではない。
正確には、誰かに連れられて行ったことが何度かある。
私の記憶に残ってる範囲では、最初にスタバに行ったのは就職活動中であった。
人事の方との面談で「今日は外でお茶しながら話そうか」と言われて人事の方と行ったのが最初のスタバだ。
そもそもなぜずっとスタバに行かなかったのかと言うと、理由は単純でオシャレすぎる空間と呪文のような商品名にビビっていたわけだ。
異性とも縁がなかったおかげで、デートなどで行く必要性にも駈られなかった。
そんなこんなでスタバ未経験で20年以上を過ごしてきたわけだ。

人事の人と最初にスタバに行った時に、レジで人事の人に「何飲む?」と聞かれて呪文しか書かれていないメニュー表を見て(実際には私には理解できるものもあることを後から知った)、軽く混乱した私は店員さんに向かって「おすすめで!」と言い切ったわけだ。
これには、店員さんも人事の人も驚いたようで、スタバの店員さんは可愛く微笑んだだけだが人事の人にはガッツリ笑われた。
これは軽く恥ずかしかったのを覚えている。
人事の人に「おすすめで!」と言った理由を説明したら、驚きながら納得してくれたから、それはよかった。
その時に飲んだのは、しっかり腹にたまるケーキみたなのがのった抹茶系の何かだったのを記憶している。

それから、月日は流れ10ヶ月近くが経った。
それ以降も、スタバに行く機会はなかった。

そして今日、人生初一人スタバデビューした訳だ!!
スタバに行った理由は、ひょんなことからスターバックスカードを頂けたこと、知り合いとを待つ間いいところにスタバがあったことの2点だ。

「さぁ、呪文のようなメニューと決戦だ!」と意気込んで行った訳だがあれから私も成長したようで、メニューが読める!!
まぁ、冷静に読めばカタカナだから読める訳だが...基本的にはメニューの半分もその言葉が意味するものを理解できていない。
フラペチーノってなんだよ!!!

そんなことを思っていたら、レジについてしまった。
カタカナを片言で読むと恥ずかしいので、「これ!」と指差し。
サイズを聞かれた時も、「一番小さいのでいいです。」とだけ。
流石の店員さんも私がスタバ素人であることに気がついたようで「一緒に甘いものはいかがですか?」とおすすめしてくれた。
とりあえず、「今回は大丈夫です」とだけ、全力の笑顔で言っておいた。

そんなとき、私はスタバカードに今いくら入っているかを知らないことを思い出して焦っていた訳だが…。
支払いの際に、スタバカードを出しながら「足りないかもしれないです」と予防線を張ったら
「一応通しておきますね」と、良い笑顔だ。
スマイルが0円なのはマクドナルドだけじゃなかった。
そんなこんなで今、初一人スタバをしている訳だが(ちなみに注文したのは「マッチャクリームフラペチーノ」)、今スタバでうことがいくつかあるので、少しだけ書いておこう。

スタバは高いと思っていたが、意外と妥当な値段なのかもしれない
初スタバを決意して最初にやることは、メニューと料金を見ることだろう。貧乏性が染み付いている私には、全てが高く見えた。
しかし、実際に店内で買ったものを飲んでいると「なるほど、この空間にいる権利を買っているのか」と思わされた訳だ。
確かにこの空間なら、作業が進む。マクドナルドのようにうるさくないが、静かすぎないので作業ができる。家で半日グダグダするくらいなら、ここで作業した方が効率は上がるだろうなと思える。

スタバが売っているのは、ものではなく体験だ
先述のことと少し似ているが、スタバが売っているのはコーヒーじゃなかった。それは、フラペチーノとか呪文みたいなのが多いと言うことではなく、先述のように空間にる権利であり、後述するようにブランドであり、さらにはその空間で良いコーヒーを飲むと言う体験を売っていると思った。ものではなく、体験の方が売れると言われる現代において、スタバが一定の地位にいる理由が分かる気がした。


やっぱりブランド力というのはあるな
私がスタバにいる間に、最も気になったことはテイクアウトが多いことだ。気になって少し調べて見ると日本はコーヒーのテイクアウト率が高いらしい。ここまで書いてきたように、スタバはその空間にいることに価値があると個人的には思う。
なぜそんなにテイクアウトするのか?
理由はいくつか考えられる。
まず、単純に飲みたいものがそこにある。
私はコーヒーの味の違いが分からない人間なので、「スタバのドリップコーヒーは特別だ」などと言う話はできないが、フラペチーノなどコンビニでは買えそうもないものがある。他の店ではどうなのかは分からないが…
次に考えられたのが、スタバのブランドを買っているということ。
安物のコーヒーを持っているより、スタバを持っていた方が映える。
そう思うのは、オシャレに弱い私の特性かもしれないが、それでもスタバのブランド力はあるだろう。
トヨタとレクサスは売っているものが違うと言ったりする。トヨタは車を売り、レクサスはステータスを売っている。
スタバも同じで、マクドナルドはコーヒーを売っているが、スタバはステータスを売っているのかもしれない。

やっぱり、オシャレな空間は辛い
これは完全なる私の個人的感想。一人スタバと言う社会一般的には小さいが、私にとっては大きな一歩を踏み出したが、やはりそこには迫り来るオシャレがある。それは、空間であり、そこにいる人であり、そこで提供されるサービスであり、要は雰囲気だ。私は、ローンで買ったMacを叩いているからこの空間に耐えられているが、手ぶらで行ったら押しつぶされそうだ。オシャレに対する完全なる劣等感!!

こんな気づきは、そこらへんの本を何冊か読めばすぐに書いてありそうだ。
でも、自分で行ってみると肌で感じられる楽しみがあったと思う。
次いつスタバに行くか分からないが、今後はスタバだけでなく多くのカフェなどオシャレ空間に挑んでみたいと思う。

そんな世界について、鈍感すぎるのもこの年になると弊害を生んだりする。



頑張ろう..

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