日々思うことを少々 ー R好きの私が最近何だかんだExcelを使っている
最近会社の仕事で、分析を行っている。
大学時代にやっていた、学術的なというかサイエンスという意味での分析とは違うことをしているので、何だかまだ慣れないものだ。
ビジネスにおいて必要とされる分析とは、原因や因果関係を推定するものではなく、共変関係にある変数を探すことが目的だ。
例えば、共変関係にある変数に何の因果関係がなくとも、ある変数が他の変数を予測することができれば極めて有意義な情報と言える。
そんなこんなで、サイエンスとビジネスにおける分析のあり方に戸惑っている今日のこの頃である。
そんな私は、大学時代に出会ったRが大好きなわけだ。
Rで今までやってきた作業とは全く違う作業を現在はしている。
全く新しいことをRでしたい気持ちは強いので楽しいのだが、全く新しい作業を行おうとするとRの中で自分がどんな命令を出し、どんな状態なのかを理解するのに時間がかかる。
抽象的な書き方をしてしまったが、R上でdata.framやtableなどの型を理解するのに時間が掛かるのと同じだ。
すると、少しの作業だったらExcel行った方が早いことが多々ある。
そんなことを何度かしているとつくづくRは所詮道具なんだなと思う。
これは卒論を書いているときにも思ったが、分析方法や分析ツールは所詮道具であり、それに夢中になったり、それに手こずって踊らされるなど勿体無いことだと思う。
だから最近は、Rでの分析方法の理解に時間がかかりそうな時には、Excelを使って作業を早く終えるようにしている。
分析自体が目的ではなく、分析は手段でしかないから、そこに時間をかけてはいけない。
もちろん正確に分析を行うことは極めて重要だが…
これから分析を行う人も、無理してRで分析をせずとも、SPSSやExcelなどもある。
更に言えば、分析が得意な人に協力を仰ぐことも重要だ。
もちろん、恩返しはしっかりとしないといけないが!
この話をもっと一般化して書くならば、困難な手段を用いてある目的を達成しようとする時、無意識のうちに手段が目的であるかのような錯覚を覚えてしまうから気をつけようということだ。
会社がビジョンを大切にするのと同じだ。
家を欲しい時、それなりのお金が必要になるが、お金を必死で稼いでいるうちに本当の目標(この場合は家を買う)を見失ってしまうことは往々にしてある。
自分の人生の最終的な目標を常に明確に持ち、手段を柔軟に選択していくことは人生において大切だと思う。
さて、そろそろRについての記事も更新しないと、苦情が来そうだから頑張ろうか!!
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