Rを使う前に、Excelにデータ入力をする。
最近大学の心理系の学科では、SPSSからRを使うようになって来ているようです。
SPSSを使ったことがないのでよく分かりませんが、Rには独特のクセがあります。
それを理解するとサクサク作業が進むのですが、クセが分かるまではエラーばかりで嫌になるものです。
一度苦手意識がつくと卒論まで苦労することになるので、そんなことにならないように皆さんのお力になれればと思います。
本サイトは、Rの基本的仕組みをなんとなく理解した程度の人が見て分かるようにしているので、Rの基本から学びたいという方は他のサイトを参照してください。
まず、Rでの分析の話をする前に、データ入力の話をしておきます。
調査を行ったらまずはデータを入力する必要があります。
Rで分析を行うなら、質問紙のデータをExcelに入力するのがおすすめです。
1行目を変数名にして、2行目以降に回答データを入力します。
1行が1人分のデータになるように、入力していきます。
ちなみに、このデータの型のことを、wide型のデータといます。
変数が増えると横幅がどんどん広くなるので、wide型と言うらしいです。
データの入力は意外と面倒な作業です。特にPCにテンキーがないと、ツライです。
入力の際には、人差し指・中指・薬指の3つの指でテンキーを押し、親指で右矢印ボタンを押すポジションで入力するのが効率がいいです。
また、データの入力ミスがあってはならないので、入力時に友達に協力してもらうか、友達がいない人は自分で2回別のシートに入力して、引き算を行って解が0になることを確認するか、などの方法があります。自分にあった方法で入力ミスが無いようにしましょう!!
最近は、質問紙を使わないGoogleFormsなどの無料のweb調査なども可能です。(おいおい書きます)
データ入力の手間のないですし、回答の欠損がないように設定したり、回答次第で次の質問の内容を変えたりすることもできます、また紙を使わないので地球にも優しいです。もちろんweb調査の問題点もあるので、注意が必要ですが、調査方法の選択肢は多い方が良いのでよく考えてください。
Excelに入力したデータはcsv形式で保存します。
csv形式でデータを保存する際には、sheetが1ページ分しか保存できないので、複数シートに渡ってデータを入力しないようにしてください。
事前事後でデータをとったりした場合、別のデータセットにする人もいるようですが、あまりお勧めはしません。
変数名に”pre”や”pos”などをつけて、1つのデータセットに全てのデータを入力しておくと、その後の作業がスムーズになります。
では、データを入力し終わったら、いよいよRでの分析のスタートです!!
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