Googleフォームの使い方(応用編) 設定の使い方
前回、Googleフォームの使い方の基礎をご紹介しました。
そこで調子に乗って応用編を書くと書いてしまい、そんなに書くことがないことに後から気がつき困ってしまいしました。
計画性のなさは治らない...
そんなことを痛感しましたが、Googleフォームの使い方で説明していないこともあったので、もう少しご紹介します。
ここからご紹介する内容は、私も完全に理解して使いこなしている訳ではないので、間違いがあった場合にはご指摘いただけるとありがたいです。
まずは、「設定」の各機能について
「設定」ボタンは「送信」ボタンの左隣にあります。押してみると大きく3つの機能があるので、その中身を説明します。
- 全般
A.
回答者のメールアドレスを収集できます。使ったことがないので、使い所が分からないですが、パーティーの参加確認のフォームなどにした場合には連絡先の回収として役立つかも知れませんね。まぁ、質問項目として作成しても良いと思うのですが...。
B.
回答を1回に制限できる機能です。調査をする際に使用したくなりますが、この機能は回答者がGoogleアカウントでログインしていることが求められる機能なので、調査をするだけなら使用しない方がいいです。回答率は極端に下がることが想定されますね。
C.
回答者が行える操作なので、基本的には使うことがないと思います。日程設定にフォームを使用した際に、回答者の予定が変わることも想定されますので、そのような際に便利になる機能かと思います。「概要グラフとテキストの回答を表示」はよく分からないです。今度いじってみます。
- プレゼンテーション
D.
「進行状況バーを表示」
回答者がフォーム全体の現在どの位置かが回答フォームにページ下部に表示されます。卒論などで調査を行う際には、チェックを入れた方がいいでしょう。回答者は後どのくらいで終わるのかが分からないとやる気がなくなってしまいますし、不必要に質問を冗長に感じさせてしまいます。
使用の際の注意点もあります。質問を分岐させた場合でも全ページに対する進行状況の表示になってしまいます。例えば、1ページ目での性別の回答によってその先の質問が2通りに分岐したとします。分岐後の質問が2ページずつあると、回答者は分岐のどちらかしか回答しないので回答ページは3ページですが、表示的には2/5という風に表示されて無駄に長く感じたり、ページが飛んだと感じさせてしまいます。
E.
質問の順序を並び替えることができます。セッション(ページ)の順番は変わりません。セッション内の質問の順序が変わります。一瞬便利な機能に見えますが、部分的に使用することができないのが欠点です。つまり、最初のフェイスシート(性別などの基本情報を回答してもらうページ)においても順番が変わってしまうので不自然になったりします。事前の質問をふまえて回答して頂く項目がある場合には致命的です。そのような項目がなければカウンターバランスをといる意味で、とても有効な機能と言えるでしょう。
F.
基本的には使わない機能だと思います。1人に何度も回答してもらいたい場合に使うのだと思いますが、それがどんな時か想像できません。
G.
回答者に回答送信後に表示される画面にテキストの表示するための項目です。ここには次の3つが記載されているといいと思います
- 回答が送信されたこと
初めてGoogleフォームに回答する人だとどのタイミングで回答が送信されたか分からないものです。回答の送信が完了したことを明記し、回答者が迷わないようにしましょう。
- 参加・回答への謝意
参加者は無償で時間を割いて回答してくれています。それに対する謝意の表明は調査を行う側の最低限の礼儀だと思います。
- 調査者の連絡先
調査者の連絡先はGoogleフォームの最初ページの調査の説明にも書くと思います。しかし、調査に対して疑問や苦情・意見ができるのは調査中だと思います。最初のページにしか連絡先が記載されていないと、連絡したくても連絡先が分からないでしょう。紙媒体ならページを簡単に見返すことができますが、Googleフォームは回答送信後に最初のページに戻れないので、回答送信後のページに調査者の連絡先を記入するようにしましょう。
- テスト
H.
Googleフォームはテストにすることも可能のようです。調査を行うだけなら使うことのない機能だと思います。教育現場では小テストでのペーパーレス化、即時採点など使い道はいろいろとありそうですね。まぁ、調査では使わなそう(使い道が思いつかない)ので、ここでの紹介は省きます。
これで、ある程度Googleフォームは怖くないですね。設定の中のプレゼンテーションは回答者への配慮という意味で重要な機能です。
せっかく回答してくださる人のことを考えて、より回答してもらいやすいフォームを目指しましょう。
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